燃焼社

思ったことを何よりも自由に出版をしたい。

出版の基本は何よりも内容にある。たとえ売れなくとも歴史に残るものを出したい。活字文化を担うものとしての自覚を忘れてはならない。本というものはやはり紙に印刷したものでなければならない。

沿革

昭和9年（1934年）創業。「燃料及燃焼社」の社名で熱工学専門の月刊雑誌を発刊。平成3年（1991年）「燃焼社」と社名を変更。理工系のものだけでなく文系の書籍も発行するようなる。平成29年（2017年）、80年に及ぶ天王寺区の地から現在の住吉区に移転する。

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上方の風雅

斉藤春子著・演奏

この音楽「地歌」は、16 世紀半頃大阪の堺で三味線が生まれ、当時の町中の風姿やはやり歌を弾き歌いしたことからはじまり、三味線音楽の基盤になっている。17世紀上流層の人達に嗜まれて発達し、18世紀円熟盛大、19世紀文政年間に極の最頂点に達し、半ごろ完結している。海外の影響を受けていないので話す言葉、トーン、アクセントがそのまま音にされ、二百年の間には一つの曲に手付（伴奏）を加えたりしながら変遷していく様子が窺え、曲のしくみや時代背景など全般が達観できるように、伝承している最古の曲16世紀のものから19世紀末までの主な曲を選出、幕末から明治大正にかけて活躍した名師に師事した萩原正吟師（重要無形文化財記録保持者）から伝授いただいたものを元に編集している。

判型・頁数: Ｂ５判　上製　ケース入り CD10枚　DVD２枚　解説書250頁
価格: 定価30000円＋税